こんなことがありました。

2/7(火) 哲学対話③(小・中)

 本日、講師に永井玲衣さんと片柳那奈子さん、コーディネーターの中西智美さんを迎えて、今年度第3回目の哲学対話を実施しました。

 午前中は小学校3・4年生 桃太郎を題材にして哲学対話が行われました。桃太郎のお話をビデオで視聴して、不思議に感じるところについて、それぞれの考えを伝え合い、考えを深めていました。ひとつの物語にも人によっていろいろな見方や考え方があり、「鬼はなぜ、宝物を持って行ったのかな?何か理由があるんじゃないか?」、「鬼はなぜ弱いのかな?」、「鬼と戦わずに、優しく言ってあげればよかったのに。」等、様々な意見を出し合っていました。

 

 午後は、前回オンライン参加だった葛尾中学校の生徒2名が来校して、中学校全学年で哲学対話を行いました。自己紹介の後、生徒たちはワークシートに、それぞれが日頃考えている問いを記入しました。ワークシートは一旦回収、再度ランダムに配付され、生徒たちは配られた誰かの問いに対して自分の考えを記入しました。その後、ワークシートは再度回収・配付され、2人目も同様に問いに対する考えを記入しました。最後に、2人の考えが記入されたワークシートは問いを書いた本人に戻され、生徒たちは誰かが書いてくれた考えをじっくりと読み、自分の考えを深めている様子でした。後半は、生徒たちが書いた問いの中から「なぜ、自分と友だちを比べてしまうのか」を選び、2つのグループに分かれて話し合いました。時間の終わりに今回が最後の参加となる3年生から、お礼のあいさつがありました。これまでの哲学対話を振りかえった立派なあいさつに、会場からは大きな拍手が送られました。